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P. aeruginosa ( リダイレクト:緑膿菌 ) : ウィキペディア日本語版 | 緑膿菌[りょくのうきん]
緑膿菌(りょくのうきん、学名、Pseudomonas aeruginosa)とは、真正細菌に分類される、グラム陰性で好気性の桿菌の1種であり、地球上の環境中に広く分布している代表的な常在菌の1つでもある。ヒトに対しても病原性を持つものの、仮に健常者に感染しても発病させることはほとんど無い。対して、免疫力の低下した者に感染すると、日和見感染症の1つとして数えられる緑膿菌感染症の原因となる。 元々、緑膿菌は消毒薬や抗菌薬に対する抵抗性が高い上に、ヒトが抗菌薬を使用したことによって薬剤に対して耐性を獲得した者も多いため、緑膿菌感染症を発症すると治療が困難である。このために、日和見感染症や院内感染の原因菌として、緑膿菌は医学上重要視されている。 == 名称の由来 == 「緑膿菌」という和名は、本菌が傷口に感染(創傷感染)したときに、しばしば緑色の膿が見られることから名付けられた。学名である''Pseudomonas aeruginosa''の種形容語の''aeruginosa''も「緑青に満ちた」を意味するギリシア語に由来し、本菌が作る緑色色素(ピオシアニン。後述)に因んだ名称である。なお、属名の''Pseudomonas''は、それぞれギリシア語の''pseudo-''(偽の)と''monas''(鞭毛を持った単細胞原生生物の総称)に由来する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「緑膿菌」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pseudomonas aeruginosa 」があります。
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